※本記事は、これから保育士試験に挑戦する方や、現在勉強中の方に向けて、私の実体験を元にお伝えするものです。勉強法や感じ方には個人差がありますが、少しでもあなたの勇気やヒントになれば嬉しいです。
はじめに:保育士試験への挑戦、ドキドキですよね?元保育士の私もそうでした
「保育士になりたい!」「子どもたちの成長を支える仕事がしたい!」
そんな素敵な夢を抱いているあなた。あるいは、キャリアアップのために保育士資格の取得を目指しているあなた。
でも、いざ「保育士試験」と聞くと、「何から始めたらいいの?」「独学でも本当に合格できるのかな…」「働きながらなんて無理かも…」そんな不安が押し寄せてくるかもしれませんね。
こんにちは!元保育士で、現在は在宅でお絵かきムービークリエイターとして活動している、こみです。
実は私も、保育園で無資格パートとして働きながら保育士試験に挑戦し、決して一筋縄ではいかない道のりを経て、3回目の試験でようやく合格を掴み取りました。
特に、多くの受験者が苦戦すると言われる「教育原理と社会的養護(通称ニコイチ)」には、私も本当に泣かされました…。
この記事では、そんな私のリアルな体験談を通して、
などを、包み隠さずお伝えします。
これから保育士試験に臨むあなたの、小さな勇気と具体的なヒントになれば、こんなに嬉しいことはありません。
私が保育士試験を受けようと決意した理由 – 無資格パートからのステップアップ

私が保育士資格を取得しようと決意したのは、無資格で保育園のパートとして働き始めてしばらく経った頃でした。
子どもたちは本当に可愛くて、日々成長していく姿を間近で見られることは、何よりの喜びでした。しかし、無資格であることの壁を感じる場面も少なくありませんでした。
「もっと専門的な知識を身につけて、自信を持って子どもたちと関わりたい」
「保育士として、より責任のある立場で仕事の幅を広げたい」
「将来のことを考えると、やはり国家資格である保育士資格は持っておきたい」
そんな想いが日に日に強くなっていったのです。
保育園への通勤中のバスの中で、まずは導入として市販の保育士試験向けの漫画教材を読んでみたところ、「面白い!もっと深く学びたい!これは実際の保育にも活かせる!」と興味を持ちました。そこから、本格的に保育士試験の勉強をスタートさせることを決意しました。
もし今、あなたが無資格で保育の現場に立っていたり、これからのキャリアについて漠然とした不安を感じていたりするなら、私のこの経験が少しは参考になるかもしれません。
独学での挑戦と、立ちはだかった「ニコイチ」の壁 – 最初の2回の不合格体験

本格的に勉強を始めると決めてからは、市販のテキストや過去問題集を買い揃え、独学での挑戦が始まりました。仕事と家事、育児の合間を縫っての勉強は決して楽ではありませんでしたが、「保育士になる!」という目標が、私を支えてくれました。
そして迎えた最初の筆記試験。結果は…なんと、あの「教育原理と社会的養護(通称ニコイチ)」以外の科目は全て一発で合格したんです!
「え、これなら意外とちょろいかも!?」なんて、ちょっぴり調子に乗ってしまったのを覚えています(笑)。
しかし、その油断が命取りでした。
半年後の次の試験では、残るは「ニコイチ」のみ。にもかかわらず、あと一問のところで不合格…。あの時のショックと悔しさは、今でも忘れられません。
「たった1科目なのに、なぜ…」と落ち込みましたが、同時に「ニコイチ」という科目の奥深さと、生半可な対策では通用しないことを痛感させられました。
独学での勉強は、自分のペースで進められるメリットがある一方で、苦手な科目をどう克服するか、モチベーションをどう維持するかという課題に直面しやすいのかもしれません。
「もう後がない!」3回目の挑戦へ – ニコイチ克服のための秘策とは?

2度の不合格を経て、「次こそは絶対に!」という強い気持ちで3回目の試験に臨みました。
「ニコイチ」を克服するために、私は勉強法をガラッと変えることにしたんです。
それは、「ニコイチ」だけ、通信教育の教材を利用するという方法でした。
独学ではどうしても理解が追いつかなかった部分や、問題の傾向を掴むのに苦労していたので、専門の教材で集中的に学ぶことにしたのです。
通信教育の教材は、要点がコンパクトにまとまっていて分かりやすく、特に問題に慣れるという点では非常に効果的でした。そして、スマホやPCを使って、通勤時間や家事の合間などの隙間時間に、インターネット上の過去問をとにかくひたすら解き続けました。 間違えた問題は何度も繰り返し、解説をじっくり読んで理解を深める。この地道な反復練習が、結果的に合格へと繋がったのだと確信しています。
「もう落ちるわけにはいかない」というプレッシャーはありましたが、同時に「ここまで来たら絶対に諦めない!」という強い意志が、私を最後まで支えてくれました。
ドキドキの実技試験!ピアノが弾けない私が選んだ「ギター受験」という道

そして、ついに筆記試験全科目合格!喜びも束の間、次は実技試験という大きな関門が待っていました。
保育士試験の実技は、「音楽表現」「造形表現」「言語表現」の中から2科目を選択します。
私は、「造形表現(絵画製作)」と「音楽表現」を選びました。
「造形表現」は、当日出されるテーマに沿って絵を描く試験です。事前に色々なテーマを想定して練習を重ねましたが、本番では緊張もあってか、正直なところ出来栄えはギリギリだったかもしれません…。当日慌てないように、いくつかの構図パターンや色の使い方などを事前に準備しておくことが大切だと感じました。
そして、問題は「音楽表現」です。
多くの受験者がピアノを選択する中、私はピアノが全く弾けませんでした。
そこで私が選んだのは、趣味で少し弾いていたギターでの受験でした。
課題曲も、比較的簡単なコードで構成されているものが多かったので、「これなら楽器初心者でも、しっかり練習すればなんとかなる!」と思いました。
試験当日、会場を見渡すと、やはりギター受験者は少数派で、8~9割の方はピアノだったように記憶しています。少し心細さも感じましたが、自分なりに一生懸命練習してきた成果を発揮することに集中しました。
実技試験で私が特に意識したのは、技術の上手下手よりも、「いかに子どもたちが楽しんでくれるか」を想像しながら表現すること。 それは、保育士として常に大切にしてきた視点でもありました。
結果として、実技試験は幸いにも一発で合格することができました!
そして合格を手に…!保育士資格を手にして変わったこと

合格通知が届いた時の感動は、今でも鮮明に覚えています。
長かった道のり、何度もくじけそうになったこと、支えてくれた家族への感謝…色々な想いが込み上げてきました。
保育士資格を取得したことで、私の中で何かが大きく変わりました。
それは、単に「資格が取れた」というだけでなく、
そして、この資格は、思わぬ形でも私を助けてくれました。
合格してすぐに家庭の事情で引っ越しとなり、2年間勤めた無資格パートの保育園は退職することになったのですが、新天地でいざ仕事を探そうとした時、世の中はちょうどコロナ禍に突入し、求人が厳しくなっていました。
しかし、そんな中でも保育士の求人は多くあり、仕事選びに困ることはありませんでした。 「あの時、頑張って資格を取っておいて本当に良かった…!」と、心からそう思いました。
資格を取るという決断をした、あの日の自分を褒めてあげたい気持ちでいっぱいです。
【まとめ】保育士試験、独学でも諦めないで!あなたに合った方法で合格は掴める
私の体験談が、これから保育士試験に挑戦するあなたの、ほんの少しでもお役に立てたでしょうか。
保育士試験は、決して簡単な試験ではありません。特に、働きながら、家事や育児をしながらの挑戦は、想像以上に大変な道のりになるかもしれません。
でも、諦めずに、自分に合った勉強法を見つけ、コツコツと努力を続ければ、独学でも必ず合格の道は開けます。
私のように、苦手な科目は通信教育を利用したり、得意な楽器で実技試験に臨んだりするのも、一つの有効な戦略です。大切なのは、情報を集め、自分にとってベストな方法を選択し、そして何よりも「合格する!」という強い気持ちを持ち続けること。
保育士資格は、新しいキャリアの扉を開くための、価値ある一生もののパスポートです。
このブログでは、保育士としてのキャリアや働き方について、さらに様々な情報をお届けしています。ぜひ、他の記事も覗いてみてくださいね。
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あなたの挑戦を、心から応援しています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こみ
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