「もう保育士続けられないかも…」 「他の人はどうなんだろう。こんな風に思うのは私だけ…?」
そんなふうに悩みながら、日々の仕事に向き合っていませんか?
実は、「保育士を辞めたい」と感じたことがある人は、決して少なくありません。 私自身も、心も体も限界に近づいていた時期がありました。
この記事では、保育士さんが「辞めたい」と感じるよくある6つの理由と、 私自身の体験をふまえた“心が軽くなるヒント”をお伝えします。
「自分だけじゃなかったんだ」と思えたり、 「もう少し頑張ってみようかな」と感じてもらえたら嬉しいです。
理由① 人間関係のストレス|相談しにくい・孤独・派閥…

子どもたちとの関わりは楽しいのに、 職場の人間関係がしんどくて辞めたくなる…という声はとても多いです。
- 先輩保育士からの厳しい指導や価値観の押しつけ
- 同僚との派閥、陰口、ギスギスした空気
- 園長や主任に相談しにくい雰囲気
- 保護者対応のストレスやクレーム処理の負担
こういった悩みを、誰にも言えずに抱えてしまう方も少なくありません。
こみ’s VOICE
私も以前、職場に「いつもピリピリしている人」がいて、出勤が本当に憂うつでした。 派遣で働いていた時は、正社員の方とのあいだに見えない壁を感じて、 どこか居場所がないような気持ちにもなりました。
「もっと協力し合えたらいいのに」と思いながら、言えない自分がつらかったのを覚えています。
心が軽くなるヒント
人間関係でつらいときは、まずは誰かに話を聞いてもらうことが大切です。 園の中で話しにくければ、家族や友人、元同僚など、あなたを理解してくれる人でもOK。
すべての人と分かり合おうとしなくても大丈夫。 「この人とは仕事だけ」と割り切ることで、気持ちが少し楽になることもあります。
どうしても改善が難しい場合は、異動の相談や職場環境の変更を検討するのも、 自分を守るための大事な選択肢です。
理由② 労働時間と仕事量の限界|休憩も取れない日々に
「保育士の仕事は好きだけど、とにかく忙しすぎる!」 そう感じて辞めたくなる人も少なくありません。
- サービス残業や持ち帰り仕事が当たり前
- 休憩時間が取れず、昼ごはんも5分でかきこむ
- 行事の準備で連日深夜まで作業
- 人手不足で業務が回らず常にバタバタ
こみ’s VOICE
私も、お昼ご飯がたったの5分しか取れず、味も感じられないままかきこむ日々がありました。 「一体なんのために働いているんだろう…」と、虚しさを感じたことも。 その忙しさが、自分の健康にも、子どもたちへの関わりにも影響してしまうのでは…と悩んでいました。
心が軽くなるヒント
まずは、自分の仕事の進め方を見直してみましょう。 「完璧じゃなくてもいい」と少し肩の力を抜くだけで、気持ちが楽になります。
可能なら、上司や同僚に「業務が回らない」と素直に相談してみましょう。 それだけでも気持ちが整理されることもあります。
もし改善が見込めない職場であれば、思い切って「自分にとって無理のない園」へと環境を変えるのも大切です。
理由③ 頑張ってるのに…給与・待遇への不満
子どもたちの命を預かり、日々たくさんの愛情を注いでいる保育士さん。でも、「その責任や仕事量に対して、お給料が見合っていない…」と感じてしまうのは、当然のことかもしれません。これも「保育士辞めたい理由」として、よく聞かれます。
「あるある」な状況:
「こんなに大変なのに、お給料がこれだけ…?」と、ふと悲しくなる。
長年勤めても、なかなかお給料が上がらない。
ボーナスが少なかったり、不安定だったりする。
住宅手当や退職金制度など、将来のことを考えると不安になる福利厚生。
こみ’s VOICE
私も、他の職種で働いていた経験があるからこそ、保育士さんの仕事の大変さと、それに対するお給料のバランスについて、色々と考えさせられることがありました。派遣社員と正社員で、待遇面に大きな差を感じたこともあります。
心が軽くなるヒント
まずは、ご自身の園の給与体系や、処遇改善加算などの制度について、改めて確認してみましょう。
資格手当など、プラスになる要素がないかもチェックしてみてください。
もし、どうしても今の待遇に納得がいかない場合は、転職エージェントなどに相談して、より条件の良い園を探してみるのも一つの道です。自分の市場価値を知る良い機会にもなりますよ。
最近では、副業で収入を補う保育士さんも増えています。興味があれば、少し調べてみるのも良いかもしれませんね。
理由④ やりたい保育と違う…理想の保育とのギャップ

「子どもたち一人ひとりと、もっとじっくり向き合いたい」「遊びを通して、子どもたちの主体性を育む保育がしたい」…そんな熱い想いを持って保育士になったのに、現実はなかなか理想通りにいかないことも。「保育士辞めたい理由」として、このギャップに苦しむ方も少なくありません。
「あるある」な状況:
担当する子どもの人数が多くて、一人ひとりに丁寧に関わる時間がない…。
園の方針が、行事のための練習や成果を出すことばかりに偏っていて、子ども主体の保育ができない…。
自分の保育観と、園や先輩保育士のやり方がどうしても合わない…。
発達に課題のある子どもへの個別対応が、十分にできないことへの無力感…。
こみ’s VOICE
私も、「一人ひとりの子どもと、もっと丁寧に向き合いたい」という気持ちが強かったので、それが叶わない環境では、本当に無力感と葛藤を覚えました。効率重視ばかりで「これでいいのかな…」って、毎日自問自答していましたね。
心が軽くなるヒント
まずは、ご自身が「どんな保育をしたいのか」という理想を、改めて言葉にしてみましょう。
園の方針をすぐに変えるのは難しいかもしれませんが、日々の保育の中で、小さなことでも自分のやりたい保育を試してみることはできるかもしれません。
もし、どうしても今の園では自分の理想とする保育が実現できないと感じるなら、あなたの保育観に共感してくれる園を探してみるのも、前向きな一歩です。ベビーシッターなど、より個別に関われる働き方を選ぶという選択肢もありますよ。
理由⑤ 責任の重さ|常に不安と隣り合わせの毎日
子どもたちの命を預かるという重大な責任に、押しつぶされそうになることもあります。
- 「何かあったらどうしよう」という不安が常にある
- 怪我や事故の対応に精神的なプレッシャーを感じる
- 保護者への報告や謝罪に追われて心が疲れる
- 書類の正確性や期限に常に追われる
こみ’s VOICE
どんなに注意していても、ヒヤッとする場面はゼロにはできません。
子どもたちを守りたい気持ちと、現場の忙しさの間で葛藤したこと、私にもあります。
「完璧じゃなきゃダメ」と自分を追い詰めていたなと、今振り返って思います。
心が軽くなるヒント
責任感が強いのは素晴らしいことですが、すべてを一人で抱えなくて大丈夫。
何かあった時はすぐに同僚や上司に相談し、チームで動けるようにしましょう。
「ちゃんとやらなきゃ」を少しゆるめて、
「できる範囲でベストを尽くせばOK」と考えるだけでも、心の負担は軽くなります。
理由⑥ 体力の限界|保育士が抱える体の悩みとは?

毎日元気な子どもたちに向き合う保育の仕事は、想像以上に体力勝負です。
- 抱っこや中腰が続いて腰痛やひざ痛に
- 声を出し続けて喉がガラガラ
- 風邪や胃腸炎などの感染症をもらいやすい
- シフト制で生活リズムが不安定に
こみ’s VOICE
私も、夏のプール保育のあとに急激に体が冷えて、
何度も体調を崩しそうになりました。
こっそりエプロンに保冷剤を忍ばせて、少しでも快適に…そんな日々でした(笑)。
心が軽くなるヒント
セルフケアは、頑張る保育士さんにとって“仕事の一部”です。
栄養・睡眠・体の使い方を意識するだけでも、大きく変わってきます。
「体がついていかない」と感じたら、
事務多めの業務、パートタイム、子どもが少ない小規模園など
“体への負担が少ない働き方”を考えることも大切です。
まとめ|辞めたい気持ちは“あなたらしさ”への出発点
ここまで、保育士さんが「辞めたい」と感じる6つの理由を見てきました。
「私も同じ」と思った部分が、いくつもあったかもしれません。
でもその気持ちは、あなたが「もっと自分らしく働きたい」と願っている証拠です。
今の園が合わないなら、そこから離れてもいいんです。
逃げじゃなく、“新しい道を選ぶ勇気”です。
次の一歩が気になるあなたへ
🔹 自分の経験や強みを見つめ直したいときはこちら
→ 自己分析①|なぜ大切?どう進める?保育士としての経験を振り返ろう!
🔹 自分らしい働き方を考えたいときはこちら
→ 自己分析⑤|見つけた宝物をどう使う?新しいキャリアへの具体的な一歩!
🔹 私の「辞めたあとの道」のリアルはこちら
→【体験談】クリエイターズアカデミーで人生が変わった!元保育士がお絵かきクリエイターになるまでの軌跡
あなたには、もっと楽しく働ける場所がきっとあります。
このブログ「こみのひらめき工房」が、
その一歩を見つけるお手伝いになれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こみ
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