【元保育士直伝】夏のプール保育、汗と冷えで腹痛?私が実践した体調管理術と働き方を見直すヒント

保育(子どもの着替え)とクリエイティブな仕事(鉛筆、ノート、音符) 保育士のキャリアと働き方

※本記事は、現役保育士さんや元保育士さんが夏の保育で抱える悩みについて、私の実体験を元にお伝えするものです。少しでもお役に立てれば嬉しいです。

はじめに:保育士の夏は過酷!汗と冷えとの戦い…あなたも悩んでいませんか?

今年もやってくる、子どもたちのキラキラした笑顔と歓声があふれるプールの季節!でも、保育士にとっては体力と気力の勝負の季節でもありますよね。「子どもたちの安全を守りながら、楽しい活動を提供したい!」その一心で毎日奮闘されていることと思います。

しかし、炎天下でのプール準備、水しぶきを浴びながらの指導、そして活動後の室内の冷房…想像するだけで、「あぁ、今年もあの季節が…」と、ちょっぴり憂鬱な気持ちになる方も多いのではないでしょうか。

こんにちは!元保育士で、現在は在宅でお絵かきムービークリエイターとして活動している、こみです。
実は私自身、夏のプール保育では「汗と冷えによる腹痛」に長年悩まされてきました。

この記事では、そんな夏の保育、特にプール対応で多くの保育士さんが直面する「汗と冷えによる体調不良」という切実な問題に焦点を当てます。私が保育士時代に実践していた具体的な腹痛対策と、それをきっかけに自分自身の働き方について深く考えるようになった経験をお伝えすることで、今まさに同じような悩みを抱えているあなたの、心と体の負担を少しでも軽くするヒントになれば幸いです。

プール指導後の「あるある」…汗だくからの急冷で、お腹がゴロゴロ…

プールに水を入れている

夏のプール保育は、子どもたちにとっては最高の楽しみの一つですが、保育士にとってはまさに時間との戦い、そして体調管理との戦いです。

  • プールサイドでの監視、水の中での指導で、気づけば全身汗びっしょり。
  • 濡れた水着やTシャツのまま、急いで子どもたちの着替えを手伝い、息つく間もなく室内へ。
  • クーラーがキンキンに効いた涼しい(時には寒いくらいの)保育室に入った途端、汗が一気に冷えてブルブルっと震えが…!
  • 自分の着替えや体のケアは、どうしても後回し。子どもたちの対応が終わる頃には、すっかり体が冷え切ってしまい、気づけばお腹がシクシク、ゴロゴロ…。

私も本当にお腹が弱く、この「汗と冷えのコンボ」による腹痛には毎年苦しめられました。汗で濡れた服が冷房で冷やされ、ダイレクトにお腹を冷やしてしまうんですよね。子どもたちの安全と健康が最優先なのは重々承知の上で、それでも「自分の体調も何とかしたい…」と、そのジレンマに悩む日々でした。あなたも、同じような経験はありませんか?

【元保育士こみ直伝】夏のプール保育を乗り切る!私の腹痛対策3選

扇風機とレモンで暑さ対策

そんな私が、試行錯誤の末にたどり着いた、夏のプール保育を少しでも快適に乗り切るための「腹痛対策」を3つご紹介します。特別なものは何もありませんが、現場の保育士さんなら「なるほど!」と共感していただけるかもしれません。

対策1:仕込み保冷剤でクールダウン&発汗コントロール!

炎天下での活動は、想像以上に体力を消耗し、体温も上昇します。そこで私は、首筋や脇の下など、太い血管が通っている場所に小さな保冷剤を仕込んでいました。直接肌に当てると冷えすぎてしまうので、必ず薄いタオルやガーゼで包むのがポイントです。

これにより、体感温度を少し下げ、大量の汗をかくのを抑制する効果を期待していました。もちろん、こまめな水分補給もセットです!

対策2:インナーの下に秘密兵器!「見えないタオル」で汗を吸い取る!

これが、私にとっては最も効果的だった「神アイテム」ならぬ「神ワザ」です!
やり方はとても簡単。キャミソールやタンクトップといったインナーの下、特にお腹周りや背中など、汗をかきやすい部分に、薄手のガーゼタオルや手ぬぐいを一枚挟んでおくのです。

そして、プールから上がって室内に入る直前、あるいは少し落ち着いたタイミングで、トイレなどでこっそりとそのタオルを引き抜きます。すると、汗で濡れたインナーが直接肌に触れるのを防ぎ、急激な冷えを軽減できるんです。着替える時間がなくても、これだけでかなり体感が変わりました。まさに「見えないお守り」のような存在でしたね。

対策3:飲み物にも一工夫!内側からの冷え対策も忘れずに

汗を大量にかくプール指導中や後は、どうしてもキンキンに冷えた飲み物が欲しくなりますよね。でも、そればかりだと胃腸を直接冷やしてしまい、腹痛の原因になることも…。

私は、冷たい飲み物だけでなく、常温の水や、時には温かいお茶(ルイボスティーなどがおすすめです)なども意識して飲むようにしていました。また、食事の際に生姜やネギといった体を温める食材を積極的に摂るなど、内側からのケアも心がけていました。地味なことかもしれませんが、こうした日々の小さな積み重ねが、体調管理には意外と大切だったりします。

それでも「きつい…」と感じたら。それは「SOS」のサインかも

pcの前で悩む保育士

これらの対策を講じても、やはり夏の保育、特にプール対応の体力的な負担は大きいものです。
「一時的には良くなっても、また来年も同じことの繰り返しかな…」
「毎年、夏になると体調を崩しやすくて、仕事に行くのが正直つらい…」

もしあなたがそんな風に感じているとしたら、それは決してあなたの「気合が足りない」とか「根性がない」からではありません。それは、あなたの心と体が発している「SOSのサイン」なのかもしれません。

「この働き方、私に合ってる?」キャリアを見つめ直す大切なきっかけ

体力的な限界を感じたり、毎年同じことで深く悩んだりする時。それは、一度立ち止まって、自分自身の働き方やキャリアについてじっくりと考える絶好の機会とも言えます。

「今の仕事は大好きだし、子どもたちも可愛い。でも、この働き方をあと何年続けられるだろうか…」
「もっと自分の体調を優先しながら、これまでの保育の経験やスキルを活かせる道はないだろうか…」

ここで大切なのは、すぐに「辞める」「辞めない」という二択で結論を急ぐことではありません。まずは、「自分にとって本当に大切なものは何か」「どんな状態であれば、心も体も健やかに、自分らしくいられるのか」を深く掘り下げてみることです。

もしかしたら、その答えを見つける過程で、新しい働き方の選択肢が見えてくるかもしれません。自分の“働き方の軸”を見直したいと感じたら、【無料ワークシート付】の『自己分析シリーズ』がおすすめです。価値観や強みを掘り下げるヒントがたくさん詰まっています。

▼まずは“今の自分”を見つめ直したい方へ
【第1回】自己分析はじめの一歩編|なぜ大切?どう進める?保育士としての経験を振り返ろう!

体力的な負担を考慮した働き方の選択肢(保育士経験を活かしながら)

もし、あなたが「今のままでは体力的に厳しいけれど、保育の仕事は続けたい」あるいは「保育の経験を活かして、新しい分野でチャレンジしたい」と考えているなら、以下のような選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

  • 保育現場での働き方の見直し
    • 園によっては、事情を相談することで、プール業務の負担が少ないポジションへの配置転換や、業務内容の調整を検討してもらえる可能性もゼロではありません(もちろん、園の方針や状況によります)。
    • また、フルタイムではなく、短時間勤務や、体力的な負担の少ない時間帯を中心としたパート勤務へシフトすることも、一つの方法です。
  • 保育現場以外のキャリア
  • 私自身の選択(ほんの一例として)

まとめ:自分の心と体を一番に。あなたらしい輝き方を見つけよう

お花紙でできたピンクの花

夏のプール保育は、保育士にとって本当に大変な業務の一つです。まずは、今回ご紹介したような小さな対策でも良いので、ご自身の体調を第一に考え、無理のない範囲で試してみてください。少しでもあなたの負担が軽くなることを願っています。

この記事で紹介した体調管理の工夫やキャリアの見直し方が、少しでもあなたの夏を乗り切るヒントになれば嬉しいです。

そして、もし今の働き方に限界を感じているのなら、それは決してあなた一人のせいではありません。自分を責めずに、勇気を出して、新しい働き方やキャリアについて情報を集めたり、誰かに相談したりすることも、自分自身を大切にするための重要な一歩です。

このブログ「こみのひらめき工房」が、そんなあなたの「次の一歩」を踏み出すための、小さな勇気やひらめきに繋がれば、こんなに嬉しいことはありません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
暑い夏、どうかご自愛くださいね。

こみ


コメント

タイトルとURLをコピーしました